HONDA CB750
こときち満足度 ★★★★☆ ベストバランス
デザイン ★★☆☆☆ 平凡
エンジン ★★★★☆ 驚きのなめらかさ
乗車感 ★★★★☆ コケる気がしない
とてもバランスのいいバイク。峠もツーリングも快適にこなす。
コンパクトながら、適度なボリューム感がある。
普段使うには丁度いい大きさ。
GSX−Rはとても気に入っていましたが、どうも私には扱いきれないようです。
そんな時、CB750(現行モデル)に乗る友人と走りに行くことになりました。
やぼったいイメージとは裏腹に、一生懸命走る私を友人のCBがあっさり抜いていくではありませんか。
友人とバイクを交換して走ってみると、やはりCBの方が速い。
強烈なショックを受けました。
なんの変哲もないオーソドックスなナナハンが高性能リッターバイクより速い?
リッターバイクのライディングに煮詰まっていた私は、早速CBに乗りかえることに。
使いまわしの空冷エンジンに、オーソドックスな2本サス。
スイングアームもステアリングステムも鉄製だし、ブレーキだって片押式です。
バイクは乗ってみないと分からない物です。
CB1000ではなく、750を選んだ友人の理由が分かりました。
使いまわしの空冷エンジンと言えども空冷とは思えない程スムーズでトルクフル。
高回転までストレス無く回ります。
扱いきれるし、充分速い。とても扱いやすく、これなら何でも出来そうな気がします
(実際友人はCBで林道を走っていた^^;)。
ポジションも楽だし、シートも快適でタンデムも楽々こなします。
信頼性も高く、手が掛からない。まるで750ccのカブのようです。
しかし乗りつづけるうちに、何か違和感を感じるようになりました。
乗りやすいだけがバイクじゃないだろう・・・。何かとびっきり引きつける強烈な魅力がないのです。
つくづくわがままなんですね。結局手放すことになりました。
バイクは見た目じゃわからないって事を教えてくれた、とてもいいバイクでした。
普段乗るならナナハン・クラスのパワーと車格がベストだとこの時感じました。
ただ唯一難点を挙げるなら、あまりに平凡すぎるデザイン。
当時の兄弟車CB1000SFとCB400SFは同じようなデザインですが、750だけ違います。
出来が良いだけに、かなり外観で損しているような気がします。
落ち着いた感じが良いというユーザーも居るでしょうが、
別バージョンとしてでももう少し斬新な外観にして欲しかった。